持ってるアニメDVDBD、欲しいDVDBD

持ってる コメットさん☆ ウテナ ゼーガペイン メダロット 夏色キセキ lain(DVD 神霊狩 フリクリ サムライチャンプルー 風人物語 キャシャーンsins ∀ガンダムBDBOX1 欲しい ビッグオー 中妹(北米版 ましろ色シンフォニー ノエイン ガッチャマンクラウズ マ…

川端康成『乙女の港』

良かったところ 1.花選び 「エスっていうのはね、シスタア、姉妹の略よ。頭文字を使ってるの。上級生と下級生が仲よしになると、そう云って、騒がれるのよ。」 2.牧場と赤屋敷 「そうよ。きれいな方は、みんなお姉さまに欲しい、誰とでもお友達になりたいっ…

ブルース・スターリング『スキズマトリックス』『蝉の女王』

短篇集の「蝉の女王」を合わせて読んで大正解だった。蝉の女王読んでても正直あんまりわかっていなかった断片が、そしてスキズマトリックスの半分くらいまでのよくわからん断片が、そういった分離されたものが、最後にようやく頭でまとまってくる感覚は、ま…

フィリップ・K・ディック『高い城の男』

実はディックの本、めっちゃ面白く読んだこと無い。すいません。 でも「すごいなぁ」とはいっつも思うんですけど。。。 まぁとりあえずくじけずに読めたので良かった。

アーシュラ・K・ル=グウィン『ロカノンの世界』

ファンタジーSF。かっこいい。 ル=グウィンは完全に一つの惑星、ひとつの世界観をこちらに提示してくれるので読書中の高揚感が半端ない。ワクワクしかない。 金髪褐色で背の高い美しい種族っていうのもカッコイイし、背が低いが詩人のように示唆に富んだ言葉…

森奈津子『耽美なわしら』

明るいゲイとレズビアンとバイの話。 特に彩子の「女学生エスもの」が好きという点はわりとツボったのでよかった。 これから俺も少女向けのエス小説を漁らないとダメだなという気持ちになった。女学生が好きとか言っておきながら全然読んでないので不義理だ…

オースン・スコット・カード『無伴奏ソナタ』

表題作の他に「エンダーのゲーム」などなど。 なんというか、SFの基礎知識的に読んでおくべきものだった気はする。

谷崎潤一郎『痴人の愛』

めっちゃおもしろい。その時代の風俗も描いてるところがいいよね。特に大正なんて好きですから。西洋文化が潜り込んできてるあたりの風俗は本当に楽しい。 なんかもう途中だいぶ笑っちゃったからね。あまりにも手玉に取られすぎてて。ジョージがもう惨めすぎ…

笹本祐一『カーニバル・ナイト』

テンション。これに尽きる。そして和沙結希の妙な存在感。 面白すぎるので早くラスト・レターが読みたいんですが。それ読まないともうまともに感想なんて書けないよ。 文章の手法として、本当に詳しく地名やら固有名詞をしっかり書くとものすごくなんかまと…

笹本祐一『ハレーション・ゴースト』

妖精作戦Part2。面白すぎです。 この文化祭描写のハチャメチャさなんかはもう。このシリーズに出てくる高校生共がハイスペックすぎてカッコイイ。なんで大型免許普通に持っとんねん。 沖田くんはかっこ良すぎるのでもうずっと主人公でもいいのかなと思ったけ…

小川一水『老ヴォールの惑星』

初めての小川一水。散々本屋では名前見てきたけど。 真面目に色んな知識を蓄えた上でのしっかりしたSFで。でもそのしっかりした上で、今回この短編集だと特に人間と科学SFという感じで、色々考えて読めたのでよかった。 どんどん読まないと・・・まだ本が10…

ジャック・フィニイ『盗まれた街』

フィニイ。異星人による侵略ものだけど、相手は宇宙植物。生物らしい感情がないところがなんとも不気味だし、その侵略手段も「成り代わり」とだいぶ不気味。 なにより人間の内面だったり感じ方をとても多く描写されていて、人間が好きなのだろうな、と好感が…

上田早夕里『リリエンタールの末裔』

なんていうか、読んでて画が脳裏に浮かぶ。なぜだか無性に泣きたくなるような、そんな画が。 表題の「リリエンタールの末裔」なんかはもう完全に画が動いてた。あんまり頭に画が浮かぶって意識しないとそこまでないんだけど、もう自然に。 女性作家のSFって…

スタニスワフ・レム『砂漠の惑星』

『ソラリスの陽のもとに』以来のレム。高1くらいに読んで難解過ぎてよくわからないまま読み終えたんだけど。 そのイメージとは違って、一種の冒険物としても読める面があるからだいぶ読みやすかった。発想は本当に秀逸。これはなかなか思いつかない。機械同…

菅浩江『そばかすのフィギュア』

前の『五人姉妹』と一緒に神保町ブックフェスで買ったサイン入り本。 やっぱなんていうか色彩とか、そういう繊細なところだよね。とにかくサクサク読めるのはありがたい。 こう思いが届いてない微妙な心みたいのがたくさん書いてあって、切ない短編が多いね。

菅浩江『五人姉妹』

表題の「五人姉妹」はかなり好き。女性作家久々に読むってのもあるけど、まさに女性らしい感性を叩きつけられたような、そういう清々しさ。 SFなんだけど、SFと人間との関わりというか、SFは舞台装置だったりする程度。舞台装置を組んだその後をしっかり見据…

水見稜『マインド・イーター』

89年の本の復刊。にしては全く時代を感じないのがすごい。 クトゥルフ的な宇宙的恐怖と、それにSF的思考実験が織り交ざっていろんなイメージが渦巻いていた印象。設定それ自体とそこから派生した物語。とにかくおもしろすぎる。たぶんまた何度でも読めるスル…

少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録

見た。TV版を一気に見た流れで。 もうなんかいろいろな既成概念がぶっ壊されたような気がして怖い。あまり影響されすぎるのも癪なのでがんばって嵐のような勢いに負けないように自分の価値観を保持するのが精一杯という始末。天才の仕事は怖い。 ウテナを通…

上遠野浩平『ヴァルプルギスの後悔その4』

例のとおりその4ではなくて、Fire4.なんですが。っていうか「かどのこうへい」って打ってGoogleIMEさんに華麗にスルーされたのがものすごく不満。かどのこうへいを一発で変換できなくて何のためのGoogleIMEだよって思った。ううううう・・・ 最後の方に最高…

秋山瑞人『DRAGON BUSTER 02』

まさか。新刊が出るとは。その一言で感想文終わらせたい。 やっぱり秋山さんの文章がただのラノベ書きのそれとは一線を画する、どこがと言われるとなんとも言えないんだが、やはり雰囲気が異常。キャラ描写がありえないくらいの臨場感。素敵過ぎる。 端々で…

森博嗣『すべてがFになる』

とてつもなく今更読む。ミステリーってあんまり読まないんだけど、さすがに有名すぎるので読む。 そしてさすがに面白い。内容についてはもはや何も言うことはないけど、とりあえず萌絵ちゃんかわいい。あと四季博士もずいぶんいいキャラしてる。また愛すべき…

田中ロミオ『灼熱の小早川さん』

労力使いそうな本読んだら、次に軽い本、というのが最近のセットプレイ。そのせいで一気に2冊分くらい書くのが常に。だってラノベ1日かからず読み終わるんだもん・・・ 作者が「鈴木先生」でも読んで、学級問題を考える心をこじらせたのかと思った。ラブコ…

サミュエル・R・ディレイニー『アインシュタイン交点』

タイトルと内容は一切関係ございません。でもかっこいいタイトル。 もちろん本編もそうなんだけど、訳者、伊藤典夫さんのあとがきの読み応えがすごい。これがあったおかげで、と言うか無かったらこの本が意味分かんねーよまじ助けてくれよ状態だったこと請け…

衝動買いしたCDと、メモ

・KENSO『KENSOⅡ』 ・Teru's Symphonia『Egg The Universe』 ・KBB『Four Corner's Sky』 ・Rick Wakeman『The Six Wives Of Henry VIII』 次どっか中古屋に行ったらチェックしたいもの ・FROST* 「MILLIONTOWN」 ・アウターリミッツ「Misty Moon」「少年の…

新城カズマ『サマー/タイム/トラベラー』

「簡単だ。似てんだよ」 「なにが」 「テーマが。タイムトラベルものと、ディック。自己言及性だ、どっちも」 たぶん、当時15才の自分がこの本の初版を手にしていたら、今ごろこんな読書録をつけるまでもなく、大量の本と大量の知識に囲まれた生活を目指して…

笹本祐一『妖精作戦』

まさかの再版。イリヤの空が影響を受けた、と聞いては読まない訳にはいかない。 前へ進む力しか感じられない。素晴らしく面白い。登場人物はとにかく前向きだし、妙にハイスペックだし、どんな状況に追い込まれてもどこか楽観的だし、後ろ向きなベクトルは一…

河野裕『サクラダリセット1 CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY』

以前から読みたくて人から借りた。家に読んでない本がまだまだあるというのに。 文章も、物語も、ただただ優しい流れがそこにあるような気がした。読み終わったあと「さ、森にでも散歩に行くか」みたいな気持ちにさせられた。いい本だと思う。 能力ものだけ…

飛浩隆『ラギッド・ガール 廃園の天使2』

なんで男性作家なのにこんなにフェミニンな描写ができるのかがわからない。ほんとに女性ってこういう感じの精神構造してそう、みたいな印象を何の疑いもなく抱かされるという不思議な感覚。 SFとしてのイメージを想起させられるのはもちろんのこと、感覚的な…

飛浩隆『グラン・ヴァカンス 廃園の天使1』

「ねぇ知ってる?春って暑すぎないのよ。緑の色も淡いし、雨も細くて柔らかい。春は、夏ではないの。どう?ねぇ、どう思う?」 夏から本を読まない生活なのに、本を買う生活だった。やっと1冊消化した。 2002年に出た本。すでに古びているとかあとがきに書…

フィリップ・K・ディック『ペイチェック』

ブックオフで500円のシールがはってあるのになぜか100円で売ってくれた(打ってくれた)思い出のタナボタ本。 ディックらしい面白い短編が12編も。これはお得だった。 「時間飛行士へのささやかな贈物」と「まだ人間じゃない」が特に良かったかな。