2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

飛浩隆『象られた力』

92年に突然文壇から姿を消して、突如02年にカムバック、というプロフィールからしてちょっと好みだよね。読んだ後、何か少し賢くなれたような、そんな気分になれる本。あとがきにもあるように、ものすごい感覚的な部分に触れてくる描写に圧倒されそうになる…

ロバート・シルヴァーバーグ『夜の翼』

遠未来の話。未来過ぎて逆にちょっと文明が戻ってるくらい。 それぞれが何かしらの職業に就いていて、それによって社会が保たれているとか、ゆっくりとした黄昏といった感じが漂ってた。ただ、最終的には個人、そして人類規模の贖罪にテーマが移って、精神世…