2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

神楽坂淳『大正野球娘。3・4』

本屋に行ったら偶然4巻が発売していたので、3と合わせて。 アニメ化の流れを受けたからなのか何なのかわからないが、3からはそれまでと比べて百合百合な感じが増したような。特に巴がひどい。いや、悪くないんだけどね。むしろ(略。 っていうかね、もう…

山本弘『シュレディンガーのチョコパフェ』

やっぱり、有名な作家だけあって面白い。安心感というか。いやこの人の他の本読んだことないんですけどね。 短編集なのでサクサク。『さよならペンギン』で「サクサクすぎるのは良くない」と書いたけど、これは良いサクサク。続きが気になる良さ。心に残るサ…

大西科学『さよならペンギン』

マルデドゥックスクランブル買おうと思ってもなかなか売ってないのね。聞いたら「もう刷ってない」的なことをごにょごにょ言われた。なんだと。 で、これ。『哀愁の量子ペンギンSF』らしい。量子学的に稀な確立を偶然ずっと繰り返すことで千五百年くらい長…

円城塔『Self-Reference ENGINE』

読んでる最中でさえ混乱していたし、読み終わって解説を読んだあとでもまだ混乱は続いている。 半分以上「わかったつもり」で読み進んでも楽しめたし(混乱はしているが、その混乱も楽しい)、さらに言うと「わかったつもり」が逆に正解なんじゃないかなとか…

冲方丁『微睡みのセフィロト』

SFと、SF風味のライトノベルっていうのは一体どこで区別がなされるのか。というより文学界では区別されてるの?正直レーベルの違いかどうかくらいしかないのでは。 とまぁそんな感じで。読みやすくておもしろくてよかった。すごく心の中の厨クサさが満た…