桜庭一樹『GOSICK1〜5』

直木賞をとったときにどっかで見た名前だなぁと思っていたら、家に本があった。うちの兄は先見の明があるのか、有名になる前に色々持ってるパターンが多い。
どれどれ直木賞か、と思って読んだものの、内容に関してはどうでもいい描写を死ぬほどかっ飛ばして読んでいるために1冊1時間半ちょっとで読み終わる。読書としてはあまり良くないパターンだけどそういう本だしいいか。まぁ内容はホームズがツンデレでロリ美少女だったらこんなだという感じ。
ミステリなんだけれど、昔から謎解きを楽しむのが苦手なのでまったくアタマを使わないでガンガン読みすすめて、さっさと真相のシーンにたどり着いてしまう癖があります。なのでたまに電車でオッサンが推理小説を懸命に赤鉛筆でマーキングしながら読みすすめているのを見ると感心してしまう。
あとがきがまさに「女性」が書きました、というのをこれでもかとばかりに押し出してきて逆に面白い。あのあとがきは男では書けない。
5巻までしか家になかったのでアキバで色々探したけど、さすがに古い本なものでなかなか続きが見つからず。4巻までは巻ごとで区切りが付いているのに5巻だけ巻末に「つづく」の文字が。なんという罠・・・・・・