SFマガジン編集部『ゼロ年代SF傑作選』

秋山瑞人の単行本未収録短編がのってる、という話題を秋山スレで入手したので。
1年前ほどは謎のSF熱があったものの最近はまったくご無沙汰になっていた。が、これを読んだら一気にまたその熱が再燃しつつある。それくらいこれに収録されてるすべての短編はおもしろかった。
自分が知らなかっただけだと思うが、意外にも日本現代SF界はライトノベルに対してかなりの歩み寄りを見せているらしい。この短編集に載っている中にもエロゲーシナリオライター上がりやライトノベル作家としてデビューしている人が半分ほどを占めている。
考えてみればもともとSFとライトノベル(ギャルゲも)の違いなんて曖昧な気がする。ハルヒだって立派なSFモノだ。魔法も「太古の科学の残滓」という設定さえ加えてしまえばSFになりりうる。
ということでこの本、非常におもしろかった。マルドゥックスクランブル読んでみるかー。